元南極観測船「SHIRASE」の偉業

2021年02月15日

元南極観測船「SHIRASE」の偉業

宗谷、ふじに続き、日本の三代目となる南極観測船「しらせ」は、日本と南極の間を25回往復しました。そのうち24回は昭和基地へ着岸し、その回数は歴代の南極観測船で最多を誇ります。退役したのち、船名を「SHIRASE」に改称、現在は船橋港に係留されています。

やって来ました、船橋港。近くで見ると、SHIRASEの大きさに圧倒されます。全長134m、幅は28mもあるそうです。さっそく、キトーの電気チェーンブロックER2を発見!タラップの上げ下ろしに使われています。

甲板に上がり、ER2をもう1台見つけました。こちらは、荷物の積み込み作業に使われているそうです。どちらのER2も、退役後に取り付けられたもの。残念ながら、南極大陸の景色は見ていません。

SHIRASEのブリッジも、見学させていただきました。操舵の設備や艦長席などが、当時のまま残っていました。この横長の窓から、南極大陸はどのように見えたのでしょう。
船内見学ツアーは現在中止となっていますが、再開が待ち遠しいですね。