芸術家とキトー?

2020年05月15日

芸術家とキトー?

 

さて、これは何でしょう?キトーとは何の関係が…?

 

 

 

 

 

正解はステンレスで作られた彫刻。長野県安曇野市を拠点に活動する中嶋大道さんの作品です。アトリエを訪れると、銀色に輝く大きな昆虫や動物たちが迎えてくれました。

もともとは木彫りを中心に活動していた中嶋さん。溶接の技術を学び、あえて加工の難しいステンレスを使う世界的にも稀有な作風を確立されました。作品は日本各地の公園や学校などで、それぞれの地域のシンボルとして親しまれています。

ときに5トンを超える重さになる中嶋さんの作品。制作にはキトーの製品を20年以上にわたって多数ご活用いただいています。この「世界一大きな蟻」は高さ3メートル、幅は6メートルにも達します。電気チェーンブロックで頭部を吊り上げ、慎重に胴体へ取り付けていました。

他に類を見ない巨大な作品を生み出してきたのは、「美しいもの、存在感のあるものしか、時代を越えていくことはできない」という理想を追求するからこそ。今年76歳となるアーティストは、飽くなき創作意欲で芸術と向き合い続けています。