銘酒「田酒」× キトークレーン

2020年04月15日

銘酒「田酒」× キトークレーン

 

今回の取材先は、銘酒「田酒」や「喜久泉」で有名な西田酒造店さん。趣のある木造の建物の中に入ると一転、そこは新しい設備を揃えた明るい製造現場でした。

酒造りの一日は、日の出前の暗いうちから始まります。冬の朝は寒さも厳しい!洗米したお米は、何層にも重ねて蒸し上げます。真っ白な酒米は、まるで雪のようです。

酒母に酒米、麹、水を加えるもろみ造り。日本酒の原料を運ぶのは、キトーのクレーン。軽い手引き力と3次元に動かせるライトクレーンは、お行儀よく並んだ仕込みタンクへもラクラク移動できます。

西田酒造店さんのこだわりは、昔ながらの手づくりによる醸造。良質な原料はもちろんのこと、作り手の愛情がたっぷり詰まった日本酒に仕上がりました。

酒蔵の軒先でよく見かける「杉玉」。西田酒造店さんにもありました。杉の葉っぱを束ねて球状にしたもので、新酒ができた目印です。深い緑色から徐々に茶色へと変化しますが、これは新酒の熟成具合も表します。なんとも風情がありますね。