2019年12月20日
空飛ぶ救急救命「ドクターヘリ」
緊急要請を受けて、一刻も早く患者さんを搬送する「ドクターヘリ」。ビジネスジェットやヘリコプターの運航業務を手がける静岡エアコミュータ株式会社様のご厚意で、普段見ることのできないドクターヘリの組立の様子を見学してきました。
ドクターヘリ専用の格納庫が富士山静岡空港の敷地内に新設されました。屋根から太陽光が差し込む、明るくて快適な環境です。
朝8時、いよいよ組立が始まります。イタリアから空輸されたドクターヘリは、まず機体の前方部分が取り出され、キトーのクレーンで慎重に機体をつり上げます。
機体前方の車輪を出して着地。機体内部の確認が始まります。続いて後方部分を取り出し、ゆっくりと移動します。
いよいよドッキング。おもりを使って水平を保ちます。
慎重かつ手際のよい作業で、所要時間は約3時間でした。
機体内部の様子。ドクターヘリはこのあと、メインローターの取り付けと細部の確認を経て完成です。この格納庫での組立第一号となりました。