当社は、取締役会の意思決定機能及び経営監督機能の実効性を確認し継続的に改善を図る為、今般、4回目の取締役会実効性評価を行いましたので、その結果の概要についてお知らせいたします。
記
1.評価方法
次の項目について、取締役及び監査役計10名に記名式アンケートを実施し、各項目について5段階評価を行うとともに自由記入欄を設け、意見聴取を行いました。
【アンケートの項目】
1) 取締役会の構成(構成人数、多様性、社外取締役の人数・割合等)
2) 取締役会の運営(開催頻度、情報提供、議論の活発度、会議の雰囲気等)
3) 取締役会の議題(議題の選定・提案時期、審議時間、役員の指名・報酬、ガバナンス・リスクの議論等)
4) 取締役会を支える体制(取締役の情報入手機会確保、取締役・監査役の研修、内部監査部門との連携等)
5) 任意の委員会(指名・報酬委員会)に関する質問(構成人数、多様性、会議の雰囲気等)
2.評価結果の概要
一部の項目において評価がやや下がりましたが、共通の問題意識が見いだされました。
【総合評価:5つのカテゴリーで合計42問の評価項目を設定】
・取締役会の構成
・グローバルビジネスの展開に、国籍、性別、IT等専門性を考慮した構成員が必要。
・国籍・性別のダイバーシティを促進することは今後の課題。
・取締役会の運営
・常にオープンに活発な議論がなされていると思う。
・財務状況などの資料は改善され、非常に見やすくなったものの、まだ改善の余地がある。
・議案の説明資料が直前に提出される場合がある。
・取締役会の議題
・中長期戦略、製品戦略、地域戦略についての議論を深化させるべき。
・全体の主要なリスクに関する議論の頻度を高めるべき。
・代表者および経営陣のサクセッションプランを議論すべき。
・取締役会を支える体制
・取締役会の担当部署の連絡・調整は適切に機能している。
3.今後の課題
当社は、上記評価結果を踏まえ、取締役会の実効性の更なる充実に向けて、抽出された課題の改善を進めてまいります。
・次期中期経営計画の策定の過程で、中長期戦略、製品戦略及び地域戦略についての議論を深化させていきます。
・全体の主要なリスクに関する議論の頻度を高め、定期的に見直しを行います。
・代表者および経営陣のサクセッションプランを具体的に議論し、実行に移します。
以上
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