有田みかんとチェーンブロック

Mar. 15.2023

有田みかんとチェーンブロック

有田みかんは400年以上の歴史を誇り、日本農業遺産にも認定された由緒あるブランドです。その産地で、キトーの製品が省力化に一役買っています。

    

大阪から南へ100km、和歌山県有田川町にやってきました。南向きの日当たり良好な段々畑には、橙色の実をつけた木々が一面に広がっています。この地で農業を営む吉川博勝さんは、高校の柑橘科で学んだ後に3代目として土地を受け継ぐと、それまでの稲作中心からみかん栽培へと本格的に舵を切りました。

    

温州みかんだけでなく、はっさく、デコポンなど、旬が異なるものを並行して育てることで、出荷できる期間が長く続きます。6月から7月にかけては、完熟する前の青いみかんも収穫。この時期にだけ抽出できる成分に、アレルギー反応を抑制するなどの働きがあるためです。吉川さんは大学の研究チームに協力し、今ではサプリメントとして製品化されています。

    

収穫した果実を満載したカゴを運ぶ作業は、キトーセレクトED形の出番。家庭用電源で使用できる小型の電気チェーンブロックです。「こういう道具があるおかげで、元気に仕事ができています。力仕事が楽になる製品をもっと開発してほしいです」と激励の言葉をいただきました。