Jan. 21.2019
「楽しむことが結果につながる」
特殊班は、お客様のご要望に応じて一品一様で設計された製品の組立から最終検査・出荷までを担います。特殊班で8年の経験を積み、検査ラインのリーダーを務める池田勇樹(いけだ ゆうき)さんにお話を伺いました。
「作り手にとっては何百分の一台でも、お客様にとってはオンリーワンの製品。『自分がこの製品を受け取ったら満足できるか』いつも問いかけています」。
出荷前の検査工程を受け持つ池田さんは、まさにキトー品質を守る最後の砦。正常に稼働するか、外観に問題はないか一台一台確認します。生産台数が多いときは、時間との勝負という状況もあります。
「品質は製品に限ったことではありません。『納期を守ることも品質』なんです。時間の制約があるなかで、丁寧なものづくりと納期遵守という、2つのゴールを実現することは難しいことですが、そこはリーダーとしての腕の見せ所です」。
そんな池田さんのもう一つの顔は、地元野球チームのキャプテン。シーズン中は練習と試合で大忙しだったようです。
「残業のあとの練習は、もうクタクタですね。でも好きなことですから、つらくはありません。最近は妻と娘が試合を見に来ることもあり、娘にパパのかっこいい姿を見せたいじゃないですか」。
「野球での経験は仕事にも活かされています。キャプテンの役目は監督の采配のもと、チームをまとめること。リーダーの役目も同じく、班全体をまとめる班長のもと、メンバーとコミュニケーションを取りながら、楽しく、効率よく仕事のできる環境を作ることだと思います」。
最後に、仕事で一番大事なことを聞きました。
「楽しむことです。特殊班は若手からベテランまで、プロ意識を持った集団。大変な状況もチームで助け合い、むしろ楽しみながら乗り越えてきました。その経験が自分たちの自信となり、実力となります。メンバーがそれぞれ最大限の力を発揮すれば、大概のことは成し遂げられる。仕事を楽しむことが結果につながると信じています」。