ご存知ですか? 海外での工場操業に潜むさまざまなリスク 東南アジア地域での工場建設実態レポート

東南アジアでのホイスト&クレーン に関するお問合わせは、東南アジア事業部ホットライン 03-5908-0181 受付時間:9時から17時30分(土・日・祝日および弊社指定休業日をのぞく)メールでのお問い合わせ kito-asia@kito.co.jp

東南アジア地域における工場建設および安定した操業のために、知っておきたいコツ、トラブル予防法などをご紹介します。

REPORT 01
工場稼動数ヶ月でホイストの横行動作に不具合発生!

所在地:ラヨン県イースタンシーボード工業団地(タイ)
お客様:日系大手自動車メーカーの部品サプライヤー

概要

工場稼動数ヶ月でホイストの横行動作がスムーズに動かなくなったとの連絡を受け、キトーが現場調査を実施しました。

ダブルガーダ上の横行レールに隙間と変形が見られる。

課題解決!!

  • 調査の結果、横行レールの取付け精度が悪く、加えてレール接合部には大きな隙間及び段差(上部方向、側面方向とも)があることが分かりました。
    お客様にはホイストやクルマの偏摩耗が進み最終的には脱輪による落下の危険性があることを伝え、ただちに納入ローカルメーカーに補修対応を依頼するよう提言いたしました。
  • 数日後お客様からローカルメーカーから補修を断られたとの再連絡を受けました。
    弊社にて対応することを協議、接合部の隙間を溶接肉盛りにて埋め、その後接合部の上面・側面ともサンダー仕上げすることで横行動作のスムーズ化を図りました。

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REPORT 02
納入ローカルメーカーの整備点検は万全?

所在地:チャチュンサオ県ウェルグロー工業団地(タイ)
お客様:日系大手コイルセンター

概要

故障時に納入ローカルメーカー担当者が、どこを直しているのか分からず一向に事態が改善しないため、実態確認をしたいとの依頼を受けキトー現地スタッフ(日本人)が現場調査を実施いたしました。

ワイヤーロープの素線切れが顕著に見られる。

課題解決!!

  • 調査の結果、ホイストモータのオイル漏れ放置(漏れの原因追求ではなくオイルが下に落ちない処置をしているだけ)や、ホイストワイヤーの素線切れなど、多くの箇所で危険な状況が確認されました。その後ローカルメーカーの点検記録を確認したところ全てのチェック項目が「良」と記されており、何を点検しているのかが全く理解できない状況であることが分かりました。
  • その後お客様から工場内全10数基のクレーン点検を依頼され、随時不具合箇所の補修を実施しています。

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REPORT 03
クレーン走行モータの焼損が頻発!

所在地:ラヨン県イースタンシーボード工業団地(タイ)
お客様:日系大手コイルセンター

概要

クレーン走行モータの焼損が頻発に起き、加えてクレーン走行レール辺りからチリのようなものが落ちてくるため、納入ローカルメーカーを現場に呼んでも一向に改善されず、クレーンは停止したままの状態で放置されていたとのことです。

走行レールがサドル車輪との干渉で著しく削られている。

課題解決!!

  • 調査の結果、走行用クルマと走行レールの摩擦がひどく、その摩擦力によって走行モータへの負荷が高まり焼損に至っていることが判明いたしました。またその摩擦で削りとられたクルマ及びレールの鉄粉が上から降ってきていることも分かりました。
  • 根本的な原因は走行レールの取付け精度にあり、両レールの平行度やレベル差さらには直進性を測定した結果、レール摩耗の進行度合いも含め、レール交換しか事態の改善方法は無いことをお客様に提言いたしました。現在お客様の生産もフル稼働が続いており、クレーンの使用停止は生産性に大きく影響を及ぼすため交換工事のスケジュ-ルを調整している最中です。

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REPORT 04
クレーン走行中に蛇行や異音が発生!

所在地:アユタヤ県ハイテック工業団地(タイ)
お客様:日系大手自動車車体骨格メーカー

概要

クレーンを走行させている際、蛇行や異音の発生が目立ち、設置後既に10年以上経過していることもあり、他社品ではあるが実態確認をしてもらえないかとのご依頼を受け現場調査を実施いたしました。

走行レール(軌条レール)のジョイント部のボルトが無い。

課題解決!!

  • 走行レールを連結する際に取付けるペーシ・モール(連結板)のボルトが無い状態となっており、加えてレール接合部に埋め込んだジョイント材も溶接で固定されていないことが分かりました。さらにレールの取付け精度も悪く、特にクレーンがレール接合部を通過する際に振動や異音が発生していました。
  • お客様のクレーン増設計画時にレールの交換も実施することをご提案いたしました。クレーン増設のご注文を頂くことでレール交換作業も同時期に対応できることから、お客様も即時実施を決断されてクレーンを使用する際の不安が取り除かれました。

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REPORT 05
精度不良による不具合は経年とともに顕在化

所在地:ブカシ県ジャバベカ工業団地(インドネシア)
お客様:日系大手自動車用金属部品メーカー

概要

クレーンが特定箇所で頻繁に故障し、操業に支障が発生しているとの連絡を受けキトー現地スタッフが対応しました。クレーンの精度不良の疑いがあったため、詳細調査を実施しました。

クレーンのスパン精度不良のため、車輪と走行レールのクリアランスが無い

課題解決!!

  • 調査の結果、クレーンのスパン精度が悪いため、車輪と走行レールの摩擦がひどく、特定箇所で走行モータへの負荷が高まり、焼損に至っていることが判明しました。また、10年以上の使用のなかで顕在化した、走行レールの変形も確認出来ました。 お客様へ走行レールの交換とクレーンのスパン再調整を提案したところ、施工したローカルメーカーの対応に不安を持たれていたため、弊社での対応することとなりました。修正の結果、クレーン走行時の不具合は解消し、支障なく使用頂いける状態になりました。 現在はお客様より、クレーン停止に伴う生産性低下は避けたいとの意向を受け、クレーン載せ替えについて検討を行っています。

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REPORT 06
安全軽視の思想は必ず不具合を引き起こす

所在地:タイ国ラヨン県イースタンシーボード工業団地(タイ)
お客様:日系大手自動車用プレス部品メーカー

概要

新設したホイストの巻上げが突然出来なくなり、設置したメーカーに対応を依頼したところ、使用方法の問題であると取り合ってくれないため、キトーに緊急対応の依頼が入りました。

メンテナンスのことを考慮せず給電部材が取り付けられている

課題解決!!

  • 調査の結果、ホイストの巻上モータが焼損している状態で、その原因は施工時の配線ミスによるブレーキの作動不良によるものと分かりました。弊社で配線を正常な状態に戻したうえで、巻上モータの修理を実施し、復旧に至りました。 念のため、クレーン全体の調査も実施したところ、クレーン各所が安全軽視の思想で製作されたものと判明しました。「法規で定められている警報ブザーとランプの作動が完全でない」、「クレーン点検歩道側に給電部材が取り付けられており、 人が通れないほどの狭さになっている」、「横行ストッパーが端材で製作されている」等、お客様では気付きにくい箇所ばかりでした。お客様にクレーンの現状を説明した結果、指摘した全ての箇所を改善することになりました。

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